小説なんてものを久しぶりに読んでみた。

娼年 (集英社文庫)

娼年 (集英社文庫)

アの人にやって欲しい芝居すれに「映画で」と書いてあったから読んでみた。この作者の一人称は「オレがオレがオレが」で読みづらいなあと池袋ウェストゲートパークの一冊を読んだ時感じていたが、主人公が違う分その問題はなかった。全体としては特に目を惹くような事柄もなく、映像化するには映倫が黙っちゃいねーよwな内容だったが、最後の最後ににやりとさせてもらった。日常には戻らないという選択の結末。
ぼくは悪党になりたい

ぼくは悪党になりたい

本屋で表紙を見せて棚に並べられていたのを、タイトルと裏表紙のあらすじをぱっと読んで購入。内容は考えていたものと全く違っていたけれど、結末に向かいながら主人公が発揮していく小者っぷりに、何とも云えない共感を誘われたのでした。